Luxury Restaurant

リーズナブルすぎるミシュラン獲得の高級鮨屋【鮨 とかみ@銀座・東京】

2018年の暮れ。平成最後の年末。そしてクリスマス。ということで最後の豪華ランチを求めて行ったのが【鮨 とかみ】

【鮨 とかみ】はミシュランの1つ星を獲得している鮨屋。オープンからわずか1年でミシュランを獲得したお店だそうです。かつ、2018年12月現在、食べログの点数は4.28の超高得点のお店。

2ヶ月前から予約できるとのことで、ちょうど2ヶ月前に電話をして予約。問題なく予約を取ることができました。

そして迎えた当日。

住所は銀座なのですが、アクセス的には新橋駅が1番良いと思います。銀座のビルの地下にあるお店。お店の存在を知ってないと辿り着く事がないお店。(そもそも完全予約制だそうですが)

看板も何もないドアを緊張しながら開ける。そこには【とかみ】の表札が。

事前に予約していたことを伝えて席に案内して頂きます。席数としては10席ほど。若い大将が10人弱を相手に握ります。

席について待っていると飲み物のオーダーが聞かれます。時代なのかランチタイムだからなのか、周りはお茶を頼む人が多い。そんな中MEEJOHNは “生ビール” をオーダー。メニューがある訳ではないので、この生ビールは一体いくらなんだろうと疑問に思いましたが、最後の会計から考えると1,000円強ぐらいの値段設定なのかと思います。

ビールを飲みながら待っていると大将がメニューを出してくれました。

13貫で8,000円 or 16貫で12,000円の2択。せっかく来たので迷わず “16貫 12,000円”を選びました。

まずスタートで出されたのは “真鱈”

上にビタミン大根とその他野菜が載せられている。味は淡白。鮨屋の1品目ということで淡白な味から始まるのも良いのではないでしょうか。

2品目であり、握りのスタートは “ヒラメ”

握りのスタートということで握り全般の話をしておくと…1番特徴的なのは、その “赤シャリ” ではないでしょうか。“赤シャリ” は江戸前寿司では珍しいものではなく、【かねさか】だったり【六本木 すし巽】でも使われています。ただ【鮨 とかみ】の “赤シャリ” は独自路線で、その赤酢の強さが他のお鮨屋さんとは比べ物にならない。ただしMEEJOHN的には鮨ネタと非常にマッチしているため、酢の強さが全く気にならなかった。一緒に行ったツレは、その赤酢の強さを良い意味で感じていて、口の中に入れて広がる酢の香りに感動していました!

シャリは高級鮨屋の中では比較的大きめのイメージ。そして丸め。ネタは大きめ、かつ厚めの印象を受ける。握った後に醤油をハケでネタにつけてくれる。シャリが小さいのを好むMEEJOHNだが、大きめのシャリも全く気にならないほど美味しくいただきました!

話は戻って1貫目の “ヒラメ”、2貫目の “墨烏賊のゲソ”、3貫目の “タイラガイ” と続きます。

どれもネタとシャリが比較的大きい分、食べ応えがある。“墨烏賊のゲソ” は食感が面白く、“タイラガイ” はサクサク嚙み切れるような食感と、隠し味に使われている柚子との相性が絶妙で新しい鮨を体験させてくれます。

4貫目の“春子鯛”の後に、「とかみと言えばマグロ」“マグロ系” が続きます。「とかみと言えばマグロ」の理由は諸説あるそうなのですが、先ほど紹介した “赤シャリ” 最高のマグロに合わせるために作られたシャリと言う説があります。またマグロに強い拘りがあるそうで、このお店にとってマグロはエースのようです!

そんな “マグロ” は3種類楽しめます。“赤身のヅケ”、”中トロ”、”大トロ” の3種類です。“中トロ” でも十分すぎる脂の乗り方。“大トロ” なんて軽く口の中で溶けちゃいます。

いやー、ここまででも結構十分な感じがしておりますが、16貫コースということで、まだまだ続きます!本当にシャリの大きさも比較的大きめなのでボリューム的に満足できちゃうんです。

“マグロ系” は一旦終わり、“コハダ”、”クルマエビ”、”鰆の昆布締め”と続きます。

“コハダ” は流石の一言。当たり前ではありますが、こんなにも普通の鮨屋と差が出るかというほど悪い部分のクセを感じない、かつ青魚が好きな人が喜ぶコハダ感も残す。

“クルマエビ” も面白い食感で、他で食べる海老とは違った印象。ぜひ食べてみて欲しいです。

次に “鰤”、”煮蛤”、”鯖” と続きます。

“鰤” もなかなか見たことが無いような艶やかな色をしており、また ”煮蛤” は鮨のネタとして初めて食べたのですが、十分すぎるほど美味しい。“鯖” もふた切れ使われていて青魚好きには堪りませんでした!

締めに向かって “味噌汁”

この “味噌汁” 本当に馬鹿にしてはいけません。むしろこの日の料理の中で1番驚いたのが “味噌汁” でした。単なる味噌汁ではなく “あら汁” がベースとなっています。その香り、コクに追加されている味噌が絶妙なんです。こんな美味しい味噌汁を食べたのは初めて。味噌汁界のレジェンドです。

締めに向けて進みます。

“ムラサキウニ”、”ノドグロ”、”アナゴ” の3種類です。注目したいのは “アナゴ” 「アナゴがこれだけタレが付けられてなく提供されることってありますか?」と質問したくなるほど白い。タレが余計についていないだけ、そのアナゴ自体の良さを感じることができる握りとなっています。“ノドグロ” は正直お寿司に合わないような感じを個人的には思っていて、このお店でもそこは克服できませんでしたね。

デザート前の最後は “マグロの手巻き寿司”

この握りがこのお店では最も有名な様子ディナータイムに訪問した際には最初の1品目でこちらが提供されるそうです。そして、締めにもこちらが提供されるようです。お店のエースであるマグロが使われた手巻き寿司。海苔にも拘りがあるようで、確かにお腹一杯な状態にも関わらず美味しく頂くことができました。

最後にデザートとして提供される “玉”

どのお店でもやられガチではありますが、グラニュー糖を表面に付けて炙られていて、カステラのような、プリンのような。キメが細かく舌触りの良い “玉” を食べてフィニッシュ!

あー、美味しかった!そしてお腹いっぱい!

高級鮨屋に行ってもお腹一杯になるほど食べる印象は無いのですが、シャリのボリュームやネタのボリューム含めて16貫で本当に満足できます!むしろ女性は13貫でも十分かもしれません。ただし本日紹介した中で食べれない握りも出てきてしまうので、是非とも16貫に挑戦して貰えればと思います。

ミシュランの1つ星を獲得されていて、かつ、このボリュームでなんと12,000円。リーズナブルと言うに相応しいお店で、リピートすることは間違いないと思います。

地方から東京に出てきた人を接待したり、比較的ミーハーな人とデートする時には堪らないお店では無いでしょうか。

「隠れ家的なお店を知っている自慢」も「ミシュラン1つ星」も、そしてリーズナブルな食事は貴方の価値を高め、かつ貴方の胃袋を満足させてくれること間違いないでしょう。

鮨 とかみ

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